鳥取市の歯医者・歯科医院

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歯の豆知識

こんにちは!緑ヶ丘歯科クリニックです。

「キシリトールって虫歯に良いって聞くけど、実際のところどうなの?」「キシリトール入りガムを食べれば本当に虫歯にならないの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
日常生活で甘いものを我慢するのは大変ですよね。特に、小さなお子様や甘い物好きの方にとって、「甘いけど虫歯にならない」食品があればどれだけ助かるでしょう。
今回の記事では、キシリトールの基本的な特徴から、虫歯予防に対する科学的根拠、さらには効果的な使い方まで、丁寧に分かりやすく解説していきます。
この記事を読むことで、キシリトールに関するあらゆる知識が得られ、安心して毎日のケアに取り入れられるようになります。
虫歯を予防したい方、小さなお子様の虫歯リスクを減らしたい方、また、糖質制限や健康管理を意識している方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

こんにちは!緑ヶ丘歯科クリニックです。
お子さまの「歯の生え変わり」について、不安や疑問をお持ちではありませんか?
「うちの子の歯、抜けるのが早すぎるかも」「奥歯っていつ生えるの?」といった心配は、成長を見守る親御さんなら誰もが感じることです。

この記事では、歯の生え変わりの時期や順序、他の動物との違い、そして大切な歯を守る方法について、歯科医師の視点から詳しく解説していきます。読み終える頃には、お子さまの歯の成長についての理解が深まり、安心して見守れるようになります。

この記事は、特に5歳〜12歳のお子さまをお持ちの保護者の方や、虫歯治療に興味のある方にぜひ読んでいただきたい内容です!


歯の生え変わりについて

人の歯は、乳歯から永久歯へと一度だけ生え変わります。この生え変わりは、正しい口腔環境を育てるうえでとても大切なプロセスです。時期や順序、ケアの方法を正しく知っておくことが、お子さまの将来の歯の健康を守る鍵となります。


人の歯の生え変わりについて

乳歯

乳歯は生後6ヶ月頃から生え始め、2歳半から3歳頃までに20本が生え揃います。これらの乳歯は、食事をしっかりと噛むことや正しい発音を助けるなど、成長において重要な役割を果たします。また、顎の発達や永久歯の位置を導くガイドにもなります。

永久歯

6歳頃から、乳歯が自然と抜けて永久歯に置き換わり始めます。永久歯は上下合わせて28本あり(親知らずを含めると32本)、すべてが生え揃うのは12歳前後です。一度生えた永久歯は生え変わることがないため、ケアがとても重要です。


乳歯から永久歯に生え変わる時期について

前歯の生え変わり

最初に生え変わるのは下の前歯です。5歳半から6歳頃に下の中切歯が抜け始め、その後に上の前歯が抜けます。8歳頃までには上下の前歯が永久歯に生え変わり、見た目の印象も大きく変わります。

小臼歯の生え変わり

9歳から12歳の間に、小臼歯と犬歯が順に生え変わります。特に犬歯は歯列の中でも重要な位置にあり、歯並びに影響しやすいため、定期的なチェックが欠かせません。生え変わりのタイミングには個人差があります。

大臼歯の生える時期

第一大臼歯(6歳臼歯)は乳歯の奥から6歳頃に生えてきます。続いて、12歳頃には第二大臼歯(12歳臼歯)が生えます。これらの大臼歯は生え変わりではなく、新たに生える歯です。特に6歳臼歯は虫歯になりやすいため、早期からの予防が重要です。


他の動物の生え変わりについて

人の歯の生え変わりは二生歯性

人間の歯は「二生歯性」という分類に属します。乳歯と永久歯の2段階構成で、生涯にわたって2回しか歯が生えるチャンスはありません。そのため、永久歯は一生使うことを前提とした、大切な歯です。

二生歯性の動物

犬や猫も人間と同じく二生歯性です。たとえば犬は、乳歯が28本、永久歯が42本に生え変わります。生え変わりの時期には乳歯が抜けずに残ってしまうこともあり、動物病院での処置が必要なこともあります。

多生歯性の動物

サメやワニは「多生歯性」で、歯が何度も生え変わります。サメは一生のうちに数万本の歯を生やすことがあり、抜けた後ろから次の歯がスタンバイしている構造です。この仕組みにより、常に鋭い歯を保つことができます。

常生歯の動物

ウサギやネズミは「常生歯性」と呼ばれ、前歯が一生伸び続けます。これらの動物は、木や硬い物をかじって自然に歯の長さを調整しています。もし削る機会がないと、歯が口腔内に刺さってしまうこともあります。

その他の生え変わり方の動物(象、カバ)

象の奥歯は「水平交換」と呼ばれる方式で生え変わります。新しい歯が奥から前へと押し出すように生えてきて、古い歯が前方から自然に抜け落ちます。象は生涯に6回臼歯が生え変わります。

カバも象と同じく、水平方向に歯が生え変わる特徴を持っています。さらに、カバの犬歯は一生伸び続ける「常生歯性」でもあります。これらの犬歯は縄張り争いや防衛に使われ、日々の摩耗によって削られるため、自然に長さが調整されます。カバの口の中には、常に生え変わりと成長が同時に進行しているのです。


大切な歯を守るために

歯の生え変わりは自然な現象ですが、油断は禁物です。生えたばかりの永久歯はエナメル質が薄く、虫歯になりやすい状態にあります。また、乳歯の時に虫歯になったことがある人は、永久歯になっても虫歯になるリスクが非常に高いです。ここで正しいケアを行うことが、将来の歯の寿命を大きく左右します。

フッ素を活用した毎日のセルフケア

まず、仕上げ磨きを続けましょう。フッ素入り歯磨き剤を使い、夜は特に丁寧に磨くようにしてください。

定期的な検診、予防処置、メンテナンス

次に、定期的な歯科検診を受けることが大切です。生え変わりの進行や歯並びの状態、虫歯の兆候を専門の目でチェックします。

食生活の工夫

そして、食生活の見直しもポイントです。おやつの回数が多いと虫歯になりやすくなります。砂糖の多いお菓子やジュースは控えめにし、しっかり噛む力を養う食事を心がけましょう。バランスの良い栄養と咀嚼が、健やかな口内環境を育てます。


まとめ

歯の生え変わりは、お子さまの心と体の成長の証です。この大切な時期を正しく理解し、丁寧にケアを行うことで、健康な歯と笑顔を未来へとつなげることができます。他の動物たちのユニークな歯の仕組みと比べることで、人間の歯の尊さをより感じていただけたのではないでしょうか。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、緑ヶ丘歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

 

 

ここまで、むし歯について説明してきましたが、これより、むし歯の進行のしかたについて、説明していこうと思います。

すでにご説明している通り、むし歯は、歯の表面のミュータンス菌と糖分により産生される酸によって、歯質が脱灰されることにより、歯質が崩壊し、穴が開いていくことにより進行していきます。つまり、歯の表面から穴が開いて、穴は歯の中へと深くなっていきます。

その進行のしかたを説明するにあたり、まずは歯の構造について説明をします。

前回と前々回で、6歳以上の人と6歳以下の人のむし歯リスクの違いについて紹介しました。大きく違う点は、6歳以下の人は、保護者(日常の養育を主に行っていいる人)の方の影響が大きいということでした。

6歳を一つの境界線として、むし歯のリスクや、むし歯の予防の考え方が違ってくるということを説明しました。しかし、6歳になったからと言って、そのお子様が、急激に発育するわけではありません。

これまで、むし歯の成り立ちについて、歯の表面にむし歯菌がいて、糖分が存在すると、むし歯菌は糖分から酸を産生して、歯の中のカルシウムやリンなどのミネラル分が歯から溶け出す“脱灰”を引き起こすと説明してきました。

 

むし歯菌として知られている代表的なものに、“ミュータンス菌”があります。“ミュータンス菌”は、お口の中にある様々なばい菌の中でも、むし歯にとても関係しているばい菌です。

 

これまでも説明しているように、むし歯菌のミュータンス菌は、糖分から酸を産生するのですが、もう少し詳しく説明していきます。

前回は、食事や間食の回数が増えたり、長い時間お口の中に食べ物が存在することによって、歯の表面が脱灰される時間が長くなることにより、むし歯になりやすくなり、逆に、間食の回数を減らす、だらだらと間食をとらない、食べた後に食べかすが残らないようにする、といったことに気をつけることで、むし歯のリスクを低くすることができることを説明しました。

 

今回は、唾液がむし歯のなりやすさにどのように影響しているかを説明しようと思います。

前回は、食べ物を食べることによって、歯の表面は酸性になって脱灰が生じ、その後、唾液の作用により中性に戻って再石灰化が起こること、食事のたびに、この脱灰と再石灰化が繰り返されることを説明しました。

 

今回は、食事や間食がむし歯のなりやすさにどのように影響しているかを説明しようと思います。