こんにちは!緑ヶ丘歯科クリニックです。
「寝ている間にギリギリ音がする…」
「歯がすり減っている気がする」
「歯ぎしりは治療が必要なの?」
お子さんの歯ぎしりを心配されて来院される保護者の方は少なくありません。
実は、子どもの歯ぎしりの多くは成長過程で見られる自然な現象です。しかし、中には歯科医院で診てもらった方がよいケースもあります。
今回は、子どもの歯ぎしりの原因や受診の目安、ご家庭でできる対応について解説します。
子どもの歯ぎしりは珍しいことではありません
子どもの歯ぎしりは乳歯の時期からよく見られます。
特に
- 2〜6歳頃
- 永久歯への生え替わりの時期
には多く見られます。
大人の歯ぎしりとは原因が異なることも多く、必ずしも異常とは限りません。
子どもが歯ぎしりをする主な原因
① 噛み合わせの変化
乳歯から永久歯へ生え替わる時期は、噛み合わせが日々変化しています。
歯ぎしりをすることで自然に噛み合わせを調整していると考えられています。
② あごの発達
あごや筋肉が成長する過程でも歯ぎしりが見られることがあります。
これも成長の一部と考えられることが多いです。
③ ストレスや疲れ
学校生活や習い事などで疲れがたまると、一時的に歯ぎしりが増えることがあります。
ただし、大人ほど「ストレスが主な原因」というわけではありません。
放置してもよいケース
次のような場合は、多くが経過観察で問題ありません。
- 歯が少し擦り減る程度
- 痛みがない
- 食事に支障がない
- 一時的な歯ぎしり
成長とともに自然に減っていくことも多くあります。
歯科医院を受診した方がよいケース
次のような症状がある場合は、一度歯科医院で相談することをおすすめします。
- 歯が大きく欠けている
- 歯が極端にすり減っている
- 顎が痛い
- 朝起きると痛みがある
- 食事がしにくい
- 永久歯にも強い歯ぎしりが続いている
原因が歯並びだけとは限らないため、診察を受けることが大切です。
ご家庭でできること
睡眠環境を整える
十分な睡眠は歯ぎしりの軽減につながることがあります。
規則正しい生活を心掛けましょう。
無理にやめさせない
寝ている子どもを起こしてまで歯ぎしりを止める必要はありません。
睡眠の質が下がってしまう可能性があります。
定期検診を受ける
歯ぎしりによる歯のすり減りや永久歯への影響は、歯科医院で定期的に確認できます。
早期に変化を見つけることが重要です。
定期検診を受けるタイミングや、その大切さについては、こちらの記事でも詳しく解説しています
よくある質問
歯ぎしりで永久歯は悪くなりますか?
軽い歯ぎしりであれば問題ないことがほとんどです。
ただし、強い力が長期間続く場合は、歯が欠けたり摩耗したりすることがあります。
マウスピースは必要ですか?
子どもでは、基本的に経過観察となるケースが多く、すべてのお子さんに必要なわけではありません。
症状や年齢によって判断します。
歯並びが悪くなる原因になりますか?
歯ぎしりだけで歯並びが悪くなるとは言えません。
ただし、口呼吸や指しゃぶりなど、他の要因が関係している場合もあります。
まとめ
子どもの歯ぎしりは、成長に伴う自然な現象であることが多く、過度に心配する必要はありません。
しかし、歯が大きくすり減っている場合や痛みがある場合には、歯科医院で確認することが大切です。
定期検診では歯ぎしりだけでなく、むし歯や歯並びの状態も確認できますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
監修歯科医師
緑ヶ丘歯科クリニック
院長 田中秀司
【所属学会】
日本補綴歯科学会
国際歯周内科学研究会
日本小児矯正研究会
日本ヘルスケア歯科学会
【経歴】
1969年2月1日 鳥取県鳥取市生まれ
1993年 広島大学歯学部 卒業
1993~1995年 広島大学歯学部附属病院 研修医
1995~1998年 広島大学大学院
1998~2000年 ペンシルバニア大学医学部 学位取得後 研究員
2000~2001年 広島大学歯学部附属病院 医員
2001~2005年 広島県呉共済病院 歯科 勤務
2005年 緑ヶ丘歯科クリニック 開院